自衛隊の入隊前に|体力づくりの考え方と一般的な運動の進め方
この記事は一般的な仕組みの紹介です。制度は改正されます。最新の内容や自分の場合の扱いは、防衛省・自衛隊の公式サイトや所属部隊の担当窓口でご確認ください。
「体力に自信がないけど、大丈夫かな」と心配する人は多いです。まず、公式に確認できる範囲の事実から整理します。
採用試験に体力テストはある?
地方協力本部のよくある質問では、採用試験に体力検査や運動能力測定はなく、行われるのは身体検査だと説明されています(種目によって異なる場合があるので、受ける種目の採用要項で確認してください)。体力は入隊後の教育で、段階的に身につけていく考え方です。運動経験が少なくても入隊できるとされています。
つまり、入隊前に「記録を出す」必要はありません。ただ、入隊後の生活は体を動かす機会が多いので、前もって運動習慣があると、慣れるのが楽になります。
運動を始める前に
- 持病やケガの経験がある人は、医師に相談してから始める
- いきなり頑張りすぎず、できることから始める
- 痛みや体調の変化があれば、すぐ休む
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」でも、個人差を考えて強度や量を調整し、可能なものから始めること、無理をしないことが大切だとされています。
国の目安をヒントに
同じガイドは、成人の目安として、次のような内容を示しています。
| 歩く | 歩行かそれと同じくらいの活動を、1日60分以上(歩数にして約8,000歩以上) |
|---|---|
| 運動 | 息が弾み汗をかく程度の運動を、週に合計60分以上 |
| 筋力トレーニング | 週2〜3日 |
これは健康づくりの一般的な目安で、自衛隊のための基準ではありません。すべてを満たせなくても、今より少し増やすだけで意味があるとされています。
進め方の例
- まず生活の中で歩く:通勤・通学で一駅分歩くなど
- 軽いジョギングやウォーキングを週に数回:会話できるくらいの速さで
- 自分の体重を使った筋トレを週2〜3日:腕立て伏せ、腹筋、スクワットなど。回数よりフォームを大切に
- 慣れたら少しずつ量を増やす:一度に増やしすぎない
プールのある場所に通える人は、水泳に慣れておくのも一つの方法です。泳ぎが苦手でも、教育の中で身につける前提の地本もあります。
運動以外にも大切なこと
- 睡眠と食事を整え、規則正しい生活に慣れる
- 歯の治療や視力の確認など、身体検査に向けた準備(健康診断・身体の条件)
- 入隊前は、無理な減量や過度な筋トレでケガをしないこと
入隊後の教育については自衛官候補生とはもご覧ください。
