自衛隊の健康診断・身体の条件の基本
この記事は一般的な仕組みの紹介です。制度は改正されます。最新の内容や自分の場合の扱いは、防衛省・自衛隊の公式サイトや所属部隊の担当窓口でご確認ください。
自衛官の採用試験では身体検査があります。「持病や視力で不合格にならないか」と気になる人のために、公式サイトで確認できる範囲の基本をまとめます。
身体検査はいつある?
一般曹候補生などでは、2次試験で身体検査が行われます(一般曹候補生の試験)。さらに、入隊するときにも改めて検査があり、異常があれば採用されないことがあると、地方協力本部の案内に書かれています。体力テストはなく、行われるのは身体検査という説明もあります(体力づくり)。
見られる項目
防衛省の「身体検査等の基準」には、おおむね次の項目が挙げられています。基準の数値は種目や年度で変わることがあるので、受ける種目の採用要項で確認してください。
| 身長・体重 | 身長に最低基準があり、体重は身長とのバランスで見られます。体重が多めでも、体脂肪率の測定で判断される場合があります |
|---|---|
| 視力 | 裸眼か矯正かで基準があります。三重地本の案内では、矯正方法は問わず、コンタクトレンズで受検できるとされています |
| 色覚 | 一定の色の識別ができることが求められます |
| 聴力 | 正常であること |
| 歯 | 多数のむし歯や欠損歯がないこと(治療が済んでいればよい) |
| その他 | 尿検査、胸部X線検査など |
既往歴・病気について
基準では、慢性の病気や、手足の関節の異常がないことが求められます。例として、気管支ぜんそく、てんかんなどの既往、高血圧、過度の肥満、腰痛の既往、開腹手術の既往などが注意項目として挙げられています。ただし、治療後の経過年数や症状の有無で扱いが変わる項目もあり、一律に「だめ」とは限りません。
ほかに、刺青(入れ墨)がないことなどの条件も示されています。細かな扱いは、公式ページの注釈を読み、地本に相談してください。
正直に伝えることが大切
- 既往歴や手術歴は、問診票に正確に書き、検査のときに申し出る
- 事実と違う申告が分かると、不合格になることがある
- 基準にない病気でも、任務に支障があると判断されれば不合格になる場合がある
判定は誰がする?
合否の判定は自衛隊の医官・歯科医官が行うため、窓口の広報官は合否を言えない場合があります。気になる点は、早めに地本に相談し、必要なら医師の診断書や資料を用意しましょう。地方協力本部の相談窓口が最初の連絡先です。
検査当日と準備
- 身体検査のためにTシャツと短パンの持参が案内されています(試験ごとに案内を確認)
- 歯の治療は、時間がかかるので早めに済ませる
- パイロットなど飛行要員は、航空身体検査という、より厳しい別の基準があります

全体の流れは自衛隊に入るまでの流れ、職種は職種のガイドをご覧ください。