防衛大学校・高等工科学校・防衛医科大学校のちがい
この記事は一般的な仕組みの紹介です。制度は改正されます。最新の内容や自分の場合の扱いは、防衛省・自衛隊の公式サイトや所属部隊の担当窓口でご確認ください。
自衛隊には、学校で学びながら自衛官になる道があります。名前は似ていても、目指す姿や入る時期はそれぞれ違います。
3つの学校の比較
| 防衛大学校 | 将来の幹部自衛官を育てる学校です。本科は4年間で、学生は特別職の国家公務員として学生手当を受けます。学生舎で団体生活を送ります。 |
|---|---|
| 高等工科学校 | 陸上自衛隊の自衛官を育てる学校です。中学卒業後に入り、期間は3年間です。生徒は特別職の国家公務員で、手当が支給されます。 |
| 防衛医科大学校 | 医学科(6年)は医師、看護学科(4年)は保健師・看護師となる幹部自衛官を育てます。 |
防衛大学校
一般の大学と同じような教育に加えて、防衛学も学びます。2学年で専攻の学科に分かれ、陸・海・空の要員別の訓練も2学年から始まります。一般コースの卒業生は、学士の学位を取れます。
卒業後は各自衛隊の幹部候補生学校で約1年教育を受け、幹部自衛官になります。女性の入校は平成4年(1992年)からです。
訓練は4年間で約1,000時間行われます。運動部や文化部などの校友会活動もあり、規律と協調性を学ぶ場になっています。
高等工科学校
普通の高校と同等の一般教育、装備に関する専門教育、そして陸曹になるための防衛基礎学を学びます。3年を終えると、提携する通信制高校の卒業資格が得られます。卒業後は陸上自衛官として進みます。募集の案内では、男子を対象とした学校と紹介されています。
防衛医科大学校
看護学科は、4年間で保健師・看護師の国家資格を目指します。免許を取ったあとは幹部候補生学校に入り、幹部自衛官としての知識と技能を学びます。その後は自衛隊病院などで勤務します。医学科は6年の課程で、医師である幹部自衛官を育てます。
学校生活のイメージ
防衛大学校では、学生が学生舎で団体生活を送ります。防衛医科大学校の看護学科も、入校と同時に4年間、学生舎で生活することが決められています。勉強と訓練、そして集団生活の三つがセットになった学校だと考えておくとよいでしょう。
選ぶときのポイント
- 学ぶ時期:中学卒業後なら高等工科学校、高校卒業後なら防衛大学校・防衛医科大学校
- なりたい姿:幹部自衛官なら防衛大学校、医療系なら防衛医科大学校、陸上自衛官なら高等工科学校
- 手当と学費:防衛大学校と高等工科学校では手当が支給されます。防衛医科大学校を含め、学費や手当の詳しい内容は募集要項で確認しましょう
年齢や学力の条件は年度で変わるため、募集要項で確認しましょう。ほかの入り口は募集の種類、幹部の道はパイロットへの道すじでも紹介しています。