入隊後の教育のしくみ|新隊員教育と術科学校
この記事は一般的な仕組みの紹介です。制度は改正されます。最新の内容や自分の場合の扱いは、防衛省・自衛隊の公式サイトや所属部隊の担当窓口でご確認ください。
自衛隊に入ると、いきなり仕事を任されるわけではありません。まず基本を学び、そのあと専門の技術を身につけ、部隊に配置されます。この流れを、公式サイトで確認できる範囲で紹介します。
教育の流れは3段階
航空自衛隊の募集ページでは、一般的な曹・士の隊員の教育を、次の3段階で説明しています。
- 基礎教育:自衛官としての基本を学びます。
- 術科教育:職種に合わせた専門の知識や技術を学びます。
- 部隊配置:各部隊で仕事をしながら、実務や訓練で力を伸ばします。
陸上自衛隊や海上自衛隊も、入隊直後の教育のあとに部隊や専門の課程で学ぶという大きな流れは同じです。ただし、課程の名前や期間は自衛隊ごと、種目ごとに違います。
基礎教育(新隊員教育)
基礎教育の期間は、任期制自衛官(自衛官候補生)の場合で約3か月と案内されています。自衛官候補生は、採用後に基礎的な教育訓練に専念し、約3か月後に2等陸・海・空士に任官します。一般幹部候補生は、航空自衛隊の例で約34週間です。幹部候補生は、幹部候補生学校で幹部自衛官に必要な知識と技能を学びます。
- 基礎教育の具体的な科目や1日の流れは、公式ページでは詳しく説明されていません。
- 一般曹候補生は、各自衛隊の教育隊で基礎的な教育を受けたあと、本人の希望や適性などをふまえて、将来の職種や職域が決まると案内されています。
術科教育と術科学校
術科とは、職種に必要な専門の技術や知識のことです。基礎教育のあとは、術科を学ぶ学校(術科学校)などで専門教育を受けます。航空自衛隊の例では、期間は職域によって約3か月から1年と案内されています。
| 航空機・レーダーの整備など | 航空機やレーダーの整備員、誘導武器の整備・運用などを育てる学校があります。 |
|---|---|
| 後方業務の専門 | 車両整備、土木建築、輸送、補給、会計、人事などの専門家を育てます。 |
| 通信・情報・気象 | 通信員、情報員、語学員、気象観測員などを育てます。 |
| 管制・電算機 | 警戒管制員、航空管制員、飛行管理員、電算機の処理員などを育てます。 |
これは航空自衛隊の例です。海上自衛隊と陸上自衛隊にも、それぞれ専門の教育課程があります。陸上自衛隊では、陸士特技課程、陸曹候補生課程、初級・上級の陸曹特技課程、幹部初級課程などが紹介されています。
部隊に配置されたあと
学校を出たあとは、各部隊に配置されます。仕事をしながら、実務の訓練や定期的な演習で、知識や技術を少しずつ高めていきます。そのあとも、階級や役割が変わるたびに、新しい課程で学び直す機会があります。階級の呼び名は階級の記事、入り口の種類は募集の種類まとめで整理しています。
教育のあいだの暮らし
教育中の暮らし方は、種目や教育を受ける場所によって違います。基地や駐屯地の中で暮らす「営内」の1日の例は営内の1日の記事で紹介しています。体力に不安がある人は、体力づくりの記事も参考にしてください。
確認できなかったこと
海上自衛隊の教育の細かい流れ、陸上自衛隊の新隊員教育の期間と科目は、今回の調べでは公式ページから十分に確認できませんでした。知りたい人は、希望する自衛隊の募集ページや地方協力本部で確かめてください。