自衛官の保険と資産づくりの考え方:団体保険・共済・貯蓄
この記事は一般的な仕組みの紹介です。制度は改正されます。最新の内容や自分の場合の扱いは、防衛省・自衛隊の公式サイトや所属部隊の担当窓口でご確認ください。
自衛官には、民間にはあまりない保険や貯蓄の仕組みが用意されています。この記事では、どんなものがあるかと、考えるときの一般的なポイントを紹介します。特定の商品をすすめるものではありません。
まず知っておきたい土台
自衛官は、医療を受けられる仕組み(共済組合の医療給付や、自衛隊の医療施設)と、年金の仕組み(厚生年金)に入っています。営内で暮らす場合は、食事や住居の費用もかかりません。こうした土台を知ったうえで、足りない部分を保険や貯蓄で補う、という順序で考えるのが基本です。土台の中心は防衛省共済組合です。
自衛官向けの保険・共済の例
| 団体保険 | 防衛省職員団体生命保険、団体医療保険、団体傷害保険などがあります。共済組合の保険事業として案内されています。 |
|---|---|
| 団体取扱保険 | 生命保険や火災保険などを、団体割引のある条件で利用できる仕組みです。 |
| 生協の共済 | 防衛省職員生活協同組合が、生命・医療や火災・災害の共済を行っています。 |
| 退職後の保険 | 退職後も使える終身保険や医療保険、傷害保険が用意されています。 |
貯蓄や資産づくりの仕組み
- 共済組合の貯金:普通貯金、定額積立貯金、定期貯金があります。
- 財産形成貯蓄:共済組合などを通じて、計画的に積み立てる制度として案内されています。
- iDeCo(個人型確定拠出年金):自分で掛金を出して老後に備える制度です。
- ライフプラン支援:共済組合のサイトで、人生設計に役立つ情報が公開されています。
営内で暮らすときの家計の見方
営内で暮らす間は、食事や住居、被服の支出が原則かからないため、その分を貯蓄に回しやすい面があります。結婚して官舎や外の住まいに移ると、家賃や光熱費、食費などの支出が増えることがあります。環境が変わる前に、支出の見込みを一度書き出しておくと、貯蓄の目標を立てやすくなります。
考えるときの一般的なポイント
- 今の保障を確認する:共済組合の給付や団体保険で、すでにどこまで備えがあるかを把握します。
- 目的を決める:急な出費への備え、子どもの教育、住宅、老後など、使い道で選ぶ方法が変わります。
- 保障の重複を避ける:似た内容の保険に二重に入っていないか見直します。
- 人生の節目で見直す:結婚、出産、異動、退職のときは条件が変わるので、見直しの好機です。
注意したいこと
- 勧誘を受けても、その場で決めず、内容と費用を資料で確認しましょう。
- 保険や投資の判断は、自分の家計や目的によって変わります。迷うときは公的な窓口や、中立な専門家に相談しましょう。
- 金利、掛金、保障内容は変わることがあります。必ず最新の案内で確認してください。
退職後の暮らしについては辞めたあとの進路の記事、退職手当などはボーナスと退職手当の記事もご覧ください。