官舎(宿舎)とは?自衛官が入る住まいのしくみ
この記事は一般的な仕組みの紹介です。制度は改正されます。最新の内容や自分の場合の扱いは、防衛省・自衛隊の公式サイトや所属部隊の担当窓口でご確認ください。
「官舎」は通称で、正式には公務員宿舎(宿舎)といいます。自衛官の住まいは、大きく「営内の隊舎」と「営外の宿舎・賃貸」に分かれます。ここでは、公式資料で確認できる範囲だけをまとめます。
なぜ宿舎があるの?
財務省の資料では、国家公務員宿舎は「真に公務のために必要な」職員に絞る考え方が示され、入居できる職員の類型の一つに「居住場所を官署の近接地に制限される職員」があり、例として自衛官が挙げられています。災害などで緊急に集まる必要がある職員の宿舎も、必要な類型とされ、その多くを防衛省職員が占めると書かれています。つまり、いざというときに素早く動ける場所に住むための仕組み、という面があります。
営内の隊舎と、家族で入る宿舎
入居のしくみで分かっていること
入居には基準があり、希望すれば必ず入れるわけではありません。空き状況などによっても変わります。家賃にあたる使用料や、入居の優先順位、世帯の条件の細かい決まりは、公式ページから確認できませんでした。自分が入れるか、いくらかかるかは、所属部隊の担当窓口で確認してください。
古い宿舎は改善が進んでいる
防衛省は、宿舎の老朽化対策を進めているとしています。築40年を目安に全面的に改修し、およそ10年周期で外壁や内装の部分改修も行う計画です。浴室の給湯設備、キッチン、洗面所、網戸などの改善例が紹介されています。
宿舎に入らない選択も
転勤が多いので、賃貸を選ぶ人もいます。住居に関する手当は条件によって変わるため、数字はここでは載せません。転勤そのものについては転勤と家族の暮らしを、独身の方はこちらをご覧ください。
言葉の整理
| 営内 | 駐屯地・基地の中の隊舎に住むこと。若手に多い暮らし方です。 |
|---|---|
| 営外 | 基地の外で暮らすこと。宿舎に入る場合と、賃貸に住む場合があります。 |
| 官舎・宿舎 | 公務員宿舎のこと。「官舎」は通称として使われます。 |
会話では言葉が混ざりやすいので、手続きの前に「自分が聞いているのはどれか」を確かめると行き違いが減ります。
入居を考えるときの順番
- 転勤や結婚の見通しを、家族で確認する
- 所属の担当窓口で、宿舎の空きと入居条件を聞く
- 入れない場合に備え、賃貸の候補も並べて比べる
先に窓口へ聞くだけで、後からの手戻りがぐっと減ります。
覚えておきたいこと
宿舎の仕組みや呼び名は、陸・海・空や地域によって使い方が少し違うことがあります。同じ「官舎」でも、指しているものが違う場合があるので、わからない言葉はそのままにせず窓口で確かめましょう。