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観艦式・観閲式とは?自衛隊の大きな式典の基礎知識

この記事は一般的な仕組みの紹介です。制度は改正されます。最新の内容や自分の場合の扱いは、防衛省・自衛隊の公式サイトや所属部隊の担当窓口でご確認ください。

ニュースで「観艦式」「観閲式」という言葉を聞いたことはありませんか。どちらも、自衛隊の部隊を内閣総理大臣などが見て回る、大きな式典です。この記事では、防衛省・自衛隊の公式資料で確認できる範囲で、基本をやさしく整理します。

観閲式・観艦式・航空観閲式の3つ

防衛白書では、観閲式・観艦式・航空観閲式は、陸・海・空の自衛隊がそれぞれ主担当となって実施すると説明されています。

観閲式陸上自衛隊が主担当。2024年には埼玉県の朝霞訓練場で行われました。
観艦式海上自衛隊が主担当。艦艇や航空機などが参加します。
航空観閲式航空自衛隊が主担当。2020年度と2023年度は入間基地で行われました。

何のために行うの?

公式資料では、自衛隊の最高指揮官である内閣総理大臣が部隊を観閲することで、隊員の使命の自覚と士気を高める、という目的が示されています。2022年の国際観艦式では、これに加えて、外国の海軍との信頼関係を深めて友好を進めることも目的に挙げられていました。

最近の実施の例

  • 2022年(国際観艦式):相模湾で行われ、海上自衛隊のほか、陸上・航空自衛隊、海上保安庁、外国の艦艇も参加しました。関連行事として、艦艇の一般公開などが各地で計画されました。
  • 2023年(航空観閲式):入間基地で、観客を入れない形で行われました。
  • 2024年(防衛省・自衛隊創設70周年記念観閲式):朝霞訓練場で、陸・海・空の航空機、車両、徒歩部隊による観閲行進が行われました。

見られるとは限らない

こうした式典は、毎回一般の人が見られるわけではありません。たとえば2020年度の航空観閲式は、新型コロナウイルスの状況などを踏まえ、観客を入れない形で行われました。2019年度の観艦式は中止になり、代わりに停泊中の艦艇が一般公開されたこともあります。開催の有無、規模、入場の条件は年ごとに変わるので、実施が発表されたら、防衛省や各自衛隊の公式ページで確認しましょう。

式典の雰囲気

公式資料では、内閣総理大臣が観閲者となり、隊員に訓示を行う場面が紹介されています。一般の人が楽しむ「見物」のイベントというより、隊員にとっての節目の式典、という性格が強いといえます。

見に行くには?

観覧の方法(応募が必要か、中継だけか)は年ごとに案内されます。会場に行けない場合も、公式チャンネルでの映像配信が行われた例があります。艦艇の一般公開や関連行事が各地で開かれることもあるので、近くで見られる機会を探してみましょう。

式典を支える負担も

防衛白書には、従来の大規模な式典は部隊にとって大きな負担になっていたとの説明があります。そのため、近年は規模や形式を見直した例もあります。仕事の様子は自衛隊の仕事や、艦艇での生活の記事でも紹介しています。

自衛隊記念日の行事

防衛省の令和3年度の発表では、観閲式が「自衛隊記念日記念行事」の一つとして、朝霞駐屯地で予定どおり実施される行事に挙げられていました。また防衛白書によれば、自衛隊音楽まつりも、この記念行事の一環として毎年開かれてきました(2020年度は中止)。

ほかのイベントはイベントガイドや、基地・駐屯地の一般公開の記事もどうぞ。

実施の間隔や次回の予定は、今回の資料では確認できませんでした。最新の発表を公式ページでご覧ください。

出典

2026年10月10日公開