艦艇(船)での生活の基本|勤務のリズムと家族との連絡
この記事は一般的な仕組みの紹介です。制度は改正されます。最新の内容や自分の場合の扱いは、防衛省・自衛隊の公式サイトや所属部隊の担当窓口でご確認ください。
海上自衛隊では、護衛艦などの艦艇で働く隊員が多くいます。船の上の暮らしは、陸の営内とは少し違います。ここでは、公式の資料で確認できる範囲で基本を紹介します。部隊や艦の種類、任務によって違う点は多いので、あくまで目安です。
艦艇勤務の人ばかりではない
海上自衛官でも、ずっと船に乗るとは限りません。海上自衛隊の募集資料では、職種ごとに艦艇・航空・陸上の人数の割合が違い、艦艇と陸上勤務を行き来する異動もあると説明されています。船の勤務のほかに、基地で補給や修理などを担う仕事もあります。
停泊中と航海中で変わる勤務
- 停泊中:一般の公務員に近く、日中に勤務するのが基本と紹介されています。
- 出港中:交代で見張りや機関などの配置につくため、「数時間働いて、数時間休む」を繰り返すのが一般的と説明されています。
- 訓練中:乗組員がそれぞれの配置につく場面もあります。
休む時間の過ごし方は、テレビを見る、勉強する、ベッドで休むなど人それぞれだそうです。
当直と上陸
停泊中も、安全を守るために交代で「当直」があります。当直でない日は「上陸」といって船を降り、帰宅できるのが一般的とされています。当直の回数は階級や部隊で違うので、配属先で確認しましょう。
船酔いは?
募集資料では、船酔いの程度は入隊の可否に関係せず、慣れていく人が多いと説明されています。
住まいのこと
独身の若手は、艦の中で暮らすことがあります。→独身の自衛官の住まい。防衛省は、艦艇や潜水艦に女性用の区画を整備していく方針も示しています。
航海中の家族との連絡
長い航海では、家族と連絡が取りにくくなります。防衛省は、長期行動の艦艇では隊員と家族が連絡できる通信環境を整え、家族向けの説明会や相談窓口を設けていると説明しています。ある派遣では、事前に登録した家族のメールで、航海中も決まった時間に連絡できる仕組みが案内されていました。使える範囲は派遣ごとに違います。詳しくは単身赴任と家族との連絡の記事も参考にしてください。
艦艇にもいろいろある
募集資料では、艦艇として護衛艦、潜水艦、輸送艦、補給艦、掃海艇、訓練支援艦、海洋観測艦などが挙げられています。乗員の数も艦の種類で大きく違うため、「船の生活」は一通りではありません。配属後の生活は、乗る艦の役割や任務で変わると考えておくとよいでしょう。
基地と転勤の目安
海上自衛隊の基地は、全国を5つの警備区に分けて配置されています。募集資料では、転勤は通常2〜5年の周期で、原則として同じ警備区の中で異動すると説明されています。艦艇と陸上勤務を行き来することもあります。