自衛官の結婚|結婚前に知っておきたい手続き・住まい・転勤
この記事は一般的な仕組みの紹介です。制度は改正されます。最新の内容や自分の場合の扱いは、防衛省・自衛隊の公式サイトや所属部隊の担当窓口でご確認ください。
自衛官との結婚を考えたとき、気になるのは「何か特別な手続きはあるの?」「住まいはどうなるの?」「転勤は?」といったことでしょう。公式資料で確認できた範囲で、一般的な考え方をまとめます。個別の扱いは、本人の所属部隊の窓口で確認してください。
結婚のための特別休暇
防衛省職員向けの両立支援ハンドブックには、結婚する場合の特別休暇が載っています。結婚式や旅行など、結婚に伴う行事のための休暇で、連続する5日の範囲内です。取れる期間は、結婚の日の5日前から、結婚の日の後1か月を経過する日までとされています。事実婚も対象に含まれると書かれています。ただし、この資料は自衛官と一般職員の区別を明記していません。実際の取り方や日程は、勤務の都合も関わるため、早めに上司に相談しましょう。
まず知っておきたいこと
自衛官は国家公務員の特別職で、結婚に関する制度の多くは、公務員全般の仕組みや防衛省共済組合の仕組みとつながっています。ただし、細かな扱いは職種や部隊で違うことがあるため、「これは自分の場合どうなる?」を窓口で聞く習慣をつけておくと、あとで困りません。
共済組合への届出(被扶養者)
防衛省共済組合のページでは、結婚などで扶養する人が増えたときに使う「被扶養者等申告書」の様式が紹介されています。配偶者を被扶養者にできるかどうかには、収入などの基準があります。手続きや必要書類は、所属の共済組合支部の担当者に確認してください。
手当のこと
防衛省の募集資料には、扶養手当や住居手当などの手当があると書かれています。対象になる条件や金額は、制度の改正や状況で変わるため、ここには載せません。配偶者に収入がある場合などは判断が分かれるので、手続きの前に窓口で確認することをおすすめします。→手当の記事
住まい
結婚後の住まいは、官舎に入るか、民間の賃貸に住むかなどの選択肢があります。官舎は、希望しても空きがなければ入れないことがあります。民間賃貸に住む場合、基準に基づいて住居手当が出るとされています。→結婚後の住まい、独身の自衛官の住まい、官舎のしくみ
転勤と、離れて暮らす可能性
自衛官には転勤があります。どこへ、どれくらいの頻度で動くかは、職種や部隊で大きく違うため、公式資料にも一律の数字は見つかりませんでした。結婚前に、次のことを二人で話しておくと安心です。
- 転勤のたびに家族で引っ越すか、単身赴任にするか
- 配偶者の仕事を続ける方法。→配偶者の仕事とキャリア
- 子どもができたときの保育・学校。→自衛官の子育て
引っ越し後の手続きは転勤と家族の暮らし、単身赴任は単身赴任のコツで説明しています。
急な呼び出し、長い不在への心づもり
災害派遣などで急に出動したり、艦艇の航海や派遣で長く家を空けたりする場合があります。そのときは、家族への連絡や支援の仕組みがあります。結婚前に、連絡方法や、困ったときの相談先を二人で確認しておくと、慌てずにすみます。→災害派遣とは、艦艇での生活
結婚前のチェックリスト
- 特別休暇の取り方を、上司や担当に聞く
- 共済組合の被扶養者の手続きを確認する
- 住まい(官舎か賃貸か)と手当の見通しを聞く
- 転勤や単身赴任になったときの暮らしを話し合う
- 配偶者の仕事・保険・年金の扱いを確認する
婚姻届そのものは市区町村の窓口に出します。職場への届出が必要なものは、所属部隊の担当窓口でご確認ください。